iPhone8、iPhoneXが発売されその性能もそうですが、まず一度は試してみたいのがワイヤレス充電ではないでしょうか?
充電器の上にポンと置いておくだけで充電できるなんて不思議ですよね!
すでにgalaxyやNexusなどで対応している機種が発売されているので、使っているのを見たことがある人も多いと思います。
アップルの純正ワイヤレス充電器である「AirPower」は2018年に発売を予定されているので、それまで待てない人の為に選ぶ際の注意点とおすすめのワイヤレス充電器と人気の商品を紹介していきます!
ワイヤレス充電の仕組み
充電器の上に置くだけで充電できるワイヤレス充電ですが、どのように充電しているか不思議じゃないですか?
充電器とスマートフォンの間に手とかを置いたら感電とかしないの?と、私も最初は心配でした。
ですが、ワイヤレス充電器で感電することはありません!
なぜならワイヤレス充電器からスマートフォンには、電気ではなく磁力が伝わっているからです!
磁石と磁石の間に手を入れても、感電しませんよね?それと一緒で、ワイヤレス充電器とスマートフォンの間には電気が流れているわけではないので感電することはありません!
そうなるとじゃあどうやって、電気が発生してるの?となりますよね。
その答えは「電磁誘導」です!
小学校の理科の実験で、コイルの中に磁石を入れると、そのコイルと繋がっている豆電球が光る実験をやったことがある人もいらっしゃると思います。
これは磁石の力でコイルの中の電子を動かすことで、電流が作られて豆電球が光ります。
出典:http://www.power-academy.jp/electronics/familiar/fam02000.html
スマートフォンの場合は、充電器の中にあるコイルに電気を流しコイルの中に磁力を作り、そこで作られた磁力をスマートフォンの中にあるコイルで受け取ることで電流を発生させて充電させています。
じつはこれに似た原理がIH調理器です。
調理器で発生させた磁力を、鍋やフライパンの金属の抵抗で熱に変換させて温度をあげることで調理をしてます。
そのため、スマホケースに金属製の物をつけていたり、金属製のスマホリングなどをつけていると熱くなってしまう可能性があるため、充電できません。
もし間違えて充電器の上に乗せてしまったとしても、ほとんどの充電器で安全装置が作動し充電を自動で停止してくれるので、熱くなる心配はありません。
iPhoneもgalaxyも国際企画の「Qi(チー)」
iPhone8とiPhoneXが発売されてから、「Qi(チー)」と行く言葉を初めて聞いた人も多いと思いますが、じつはQi(チー)はすでに2010年より国際標準規格として策定されていました。
この国際標準規格の策定には、ソニー・東芝・パナソニック・サムスン・アップルなどの企業が加わっていてiPhone8、iPhoneXの発売でQi(チー)の利用者が増えることで、これから対応する家電機器も増えていくことが期待できます。
ワイヤレス充電器を選ぶポイントと注意点
ワイヤレス充電器を選ぶ時、値段やデザインで選ぶことが多いと思いますが、じつはそれ以外にも注目してほしいポイントがあります。
なんとなくで選んでしまうと、なかなか充電がうまくいかなかったり、最悪の場合バッテリーの寿命を縮める原因になってしまうことも!
またiPhone8/Xユーザーの人は、せっかくアップデートで急速充電に対応したのに通常の速度でしか充電できなかったり!
さらにせっかく機種変と一緒に新しいスマホケースに交換したのに、そのケースでは充電できない場合もあります。
便利なはずのワイヤレス充電で、逆に面倒なことになってしまってはなんの意味もありません。
そのため購入してから失敗しないためにも、購入前に以下のポイントも一緒にチェックしてみてください!
コイルの数
ワイヤレス充電の仕組みでご説明したとおり、充電するためには充電器側のコイルからスマートフォン側のコイルに磁力を送ることで充電しています。
出典:https://d3nevzfk7ii3be.cloudfront.net/igi/VDAGQ14PwGKsIYdE
これはiPhoneXのレントゲン画像ですが、中央にあるぐるぐるしているのが充電のためのコイルです。
充電するためには、このスマートフォン側のコイルと充電器側のコイルを重ねて合わせなければなりません。
出典:Amazon
実はこれが少し大変で、コイル同士の重なる位置が決まっているため、充電するときも決まった位置にスマートフォンを置かないと充電が始まらないということや、充電中に電話などかきてバイブレーションになっていると位置がずれていしまい、充電ができていなかったりすることもあります。
そのため、少し位置がずれても大丈夫なように広範囲で充電できるように、コイルの搭載数が2個や3個だったりするものもあります。
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ですがコイルの数が増えればその分、サイズが大きくなってしまいまい場所をとってしまうというデメリットも。
発熱対策
ワイヤレス充電は、電磁誘導の原理を使って充電しているため、どうしても熱が発生してしまいます。
スマートフォンに使われているリチウムイオン電池は、熱に弱い特性があるため高温になり続けるとバッテリーが劣化し、充電容量が少なくなってしまいます。
そのため、ほとんどのワイヤレス充電器には、温度調節機能がついていてだいたい約40℃以上の温度になると充電を止めるよう制御されています。
ですが40℃を越えるたびに充電が中止されてしまうと、どうしても充電するのに時間がかかってしまいます。
そのため最近では冷凍ファンのついたワイヤレス充電器も発売されています。
冷却しながら充電することで、本体の温度上昇を抑えることができ効率よく充電できます。
充電しながら、ゲームや動画を見るときはスマートフォンも熱くなりやすいのでより効果を発揮してくれます。
ですが冷却ファンが作動していると音が発生してしまうため、寝室などに置くのは避けた方がいいかもしれません。
スマホケース
iPhone8、iPhoneXは背面がガラスになったことから、スマホケースを使う人も多いと思います。
ですがワイヤレス充電は、誤作動を防ぐ目的からもスマートフォンが近くにこないと充電をはじめません。
そのため、「スマホケースをつけていると充電できないのでは?」と思う人も多いと思いますが、基本的にはよほど厚さのあるスマホケースでなければワイヤレス充電はできます。
それよりもスマホケースを選ぶ時一番大切なのは、使われている素材です!
上記で説明したとおり、ワイヤレス充電器は金属が近ずくと安全装置が働いて充電を始めません。
iPhoneもワイヤレス充電に対応するために、背面がアルミからガラスに変更されたとも言われています。
そのため金属製のスマホケースや、ケースの一部に金属が入っているスマホケースはワイヤレス充電できません。
もしできたとしても、高温になってしまう危険もあるので使用しないほうがいいです。
またスマホケースに手帳ケースなどを使っっている人は、クレジットカードやスイカを入れて使っている人も多いと思いますが、充電の際注意が必要です。
なぜなら、ワイヤレス充電は磁力を使って充電しているので、スマホケースにカード入れたまま充電すると、クレジットカードやキャッシュカードにある磁気テープが破損してしまい使えなくなってしまうからです。
さらに最近のクレジットカードやスイカなどの非接触型ICカードも実はワイヤレス充電と同じ原理を使っています。
電池がないのに情報のやりとりや更新ができるのはそのためです。
ですが改札を通る時は一瞬だけ磁力を受けて情報のやりとりをしているのに、ワイヤレス充電器などで長い時間磁力を受けてしまうと中に入っているICチップが壊れてしまう可能性もあるため注意が必要です。
対応アダプターがないと急速充電できません!
現在Amazonやその他で販売されている、Qi対応の充電器のほとんどは「Quick Charge 2.0 3.0」に対応したものがほとんどです。
Quick Charge とは、これまで充電電力が5Vだったものを9Vまたは12Vの電圧にすることで多くの電流をながし充電スピードを早くした有線での急速充電のことです。
QiとQCで間違えやすいですが、Qiが「ワイヤレス充電の規格」QCが「有線での急速充電規格」です。
なぜワイヤレス充電に有線での急速充電の規格が表示されているのかというと、Qiの規格は現在「Qi規格v 1.2」という15Wまでのワイヤレス充電に対応しています。
そのためQC2.0のものは10Wまで、QC3.0のものは15Wまでの急速ワイヤレス充電ができるという意味になります。
なのでQuick Charge を利用するには、そのQuick Chargeに対応したアダプターを利用しないければなりません。
急速充電なのにあまり早くないなと思った人は、前使っていたアダプターをそのままつかっていませんか?遅い原因はアダプターのせいかもしれません。
充電時間を少しでも短くしたい人は一緒に対応アダプターを購入しておくことをおすすめします。
充電中は持ちながら使えない
ワイヤレス充電は、コイル同士を重ねなければならないため充電器にのせておかなければ充電できません。そのため充電中は手に持って操作ができません。
コードだったときは、充電が少なくてもコードをさして充電したまま操作をしていた人も多いと思うので、充電中使えないのは少し不便に感じます。
ですがそうゆうときは、ワイヤレス充電器の本体に刺さっているコードでスマートフォンに充電すれば今まで通り充電しながら操作が可能です。
その場合、iPhoneユーザーの方は差し込みの変換アダプタが必要になるかもしません。
コードの差し込みを確認してから対応した変換アダプタを購入してください!
iPhone8 / X は7.5Wに対応してないと急速充電できない
iPhone8、iPhoneXはiOS11.2にアップデートされて急速ワイヤレス充電に対応しました。
そのため、iPhoneユーザーの方もワイヤレス充電器を選ぶ際に急速充電ができるものをえらびたいですよね。
実際Amazonや楽天でもほとんどのワイレス充電器の商品名に「急速充電対応」などの記載があります。
でもじつはこれらのワイヤレス充電器ではiPhoneは急速充電はできません!
なぜならiPhoneの急速ワイヤレス充電は7.5Wですが、この7.5WはAppleの独自規格らしく、Qiの技術で充電はするけど国際規格であるQi1.2の規格とは違うために、対応した急速ワイヤレス充電器でも通常の5Wでの充電しかしてくれません。
ワイヤレス充電の規格であるQiで7.5Wの充電をおこなうには、まずQi1.2の規格のワイヤレス充電器が必要で、Qi1.2規格には15Wの電力が必要になるのでそれができるのはQuick Charge 3.0に対応したワイヤレス充電器だけになります。
そのQi1.2の規格でQuick Charge 3.0に対応したワイヤレス充電器で、さらにiPhone8/Xに対応して電力を7.5Wに調節してくれるものだけがiPhone8/Xを急速ワイヤレス充電してくれます!
でも「iPhone対応と書いてあるのに!」と思う方も多いと思いますが、これらのほとんどはiPhoneをワイヤレス充電できますという意味で、急速充電に対応という意味ではないので注意が必要です。
商品説明をよく見ると「Qi対応機器には最適な充電(出力5W)を行います。」などわかりにく説明しかない場合もあります。
そのため、iPhoneの人は購入しようとしているワイヤレス充電器が7.5Wに対応しているかもしっかりと確認した方がいいです。

ワイヤレス充電機の種類
ワイヤレス充電器はたくさんの種類が発売されているため、どれを選んでいいか悩んでしまうと思います。
選ぶ基準の一つに充電器のかたちがあるとおもいますが、大きく分けると5種類ぐらいにわけられます。
それぞれの形にメリット・デメリットがあるので詳しく紹介していきます。
パット
出典:Amazon
Appleストアーで販売されているのもこのタイプの形です。
この形の充電器は、薄くて場所をとらないのでポンと置くだけで充電でき、ワイヤレス充電の魅力を実感できます。
また小さいので持ち運びも楽で、カバンの中に入れていても場所をとりません。
ですが充電器が小さくなるほど充電できるポイントが狭くなってしまうので、そのポイントを探すのが大変になってしまいます。
また充電中に電話などがきてバイブレーションで揺れると、位置がずれてしまい充電できていなかったりすることもあります。
あとこれはほとんどのワイヤレス充電器にも言えるのですが、充電状態を光って教えてくれるLEDランプが寝る時に眩しい物もあります。
このタイプの充電器は、小さいので枕元で利用する人も多いと思うので、LEDランプの光がきになる人もいらっしゃるかもしれません。
写真はAmazonで現在人気のあるパット型の充電器です(2019.9)
スタンド
出典:Amazon
スタンド型の充電器は、スタンドに合わせておけば充電ポイントを探す必要がないので充電が簡単です。
ほとんどの充電器でコイルが2個以上使われているものがほとんどなので、スマートフォンを縦でも横向きでも充電できます。
またスマートフォンを立てかけるので水平なタイプの充電器よりもバイブレーションで位置がずれたりすることも少ないです。
そのためなのかスタンド型の充電器は、人気があり種類も多いです。
ですがある程度場所を取ってしまうので、テーブル周りをすっきりしたい人はパット型の充電器の方がおすすめですし、いちいち充電ポイントを合わせるのが面倒という人には、スタンド型の充電器がおすすめです!
写真はAmazonで現在人気のあるスタンド型の充電器です(2018.2)
折りたたみ
出典:Amazon
折りたたみ型の充電器は、パット型、スタンド型としても使えるので便利です。
角度も自由に変えられるのでテーブルの高さや位置で見やすい角度に調整できます。
また普段スタンド型を使ってい人は自由に持ち運びできませんが、折りたたみ型ですとパット型のようにコンパクトにできるので持ち運びも簡単です。
ですがパット型の充電器よりサイズが大きくなってしまうので、スタンド型のようにして使う予定のない人は、必要はないかもしれません。
写真はAmazonで現在人気のある折りたたみ型の充電器です(2019.9)
車 用
出典:Amazon
車で携帯を充電することが多い人には、非常にオススメです。

なぜなら、車に乗り込んでスマホホルダーがわりに置くだけで充電をしてくれるので、ケーブルのようにいちいち抜き差しする必要もなく、充電を忘れるということもありません。
車通勤の人は、通勤時間が少し長いようなら車で充電ができてしまうので、自宅で充電する必要がなくなってしまうかもしれません。
車の乗り降りの多い営業や配達の人なんかには、ぴったりだと思います。
またナビや動画を見ながら使っていると充電がなくなるのが早いので、スマホホルダーとして使いながら充電できるのはとても便利です。
写真はAmazonで現在人気のある車用の充電器です(2019.9)
モバイルバッテリー
出典:Amazon
ワイヤレス充電になってさらに便利になったのがこのモバイルバッテリーです。
今までカバンの中でぐちゃぐちゃになったり探すのが大変だったケーブルが必要なくなったのはとても助かります。
テーブルの上などで充電するときも、スマートフォンとモバイルバッテリーを重ねてをけば邪魔になりませんし、もし使いたくなってもケーブルを外す手間もなくすぐに使えます。
カバンの中で充電したい場合は、輪ゴムなど十字に止めておけば充電も可能です。
Qi以外に、USB充電ポートも付いている物がほとんどでコードを繋げばサブスマホも同時に充電することも可能です。
ですが、モバイルバッテリーは充電を開始すると熱くなってくるので、スマートフォンとモバイルバッテリーどちらも熱くなり過熱防止のための機能が働いて充電をストップしてしまうこともあります。
写真はAmazonで現在人気のあるモバイルバッテリーの充電器です(2019.9)
おすすめのワイヤレス充電器
5種類の形のワイヤレス充電器を紹介してきましたが、どれが一番いいか悩んでしまうと思います。
私が使ってみて一番よかったのはやっぱりパットタイプのワイヤレス充電器でした!
充電器を机の上のどこにおいても邪魔にならないですし、ポンと置いておくだけでいいのでとても簡単で、カバンに入れてもかさばらないので持ち運びもできます。
スタンドタイプも人気のようですが、スマホを近くで充電しているとどうしても机の作業範囲に入ってしまって邪魔になってしまうので私はダメでした・・・
ワイヤレス充電しかしなくなった人におすすめ
ワイヤレス充電するようになると、当然コードを使っての充電する機会は少なくなってきます。
そうなるとライトニングコネクタの中にゴミやホコリが溜まってしまうのが気になるようになりませんか?
そんな人におすすめなのがコネクタカバーです!
なんのへんてつもないシリコン製のカバーなんですが、つけておくだけでホコリの侵入を防いでくれます!
まとめ
少し前までは、ケーブルや充電端子がないのに充電できるなんて考えられませんでした。
一度使ってもらえばわかりますが、ワイヤレス充電は慣れてしまうと非常に便利な機能です!
そして、コードをさしたり抜いたりすることもないので、充電コネクターが壊れたりすることもないので安心です。
またQiがiPhoneに対応したことから、スマートフォン以外にもデジカメやイヤフォンなど、みじかな家電もワイヤレス充電の時代になってくると思います。
そんなこれから広まっていくであろうワイヤレス充電を、早くためしてみてください!
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